痛風と診断されたら、「プリン体の制限」と思っていませんか?
食品から摂取するプリン体より、体内で作り出しているプリン体が尿酸値を上げている。
痛風の新常識
「痛風になったらレバーや納豆などのプリン体の多い食品をなるべく控える」
と言われていましたが、最近は、プリン体にこだわらずに、カロリーやアルコールを取りすぎないようにした方が
効果的だということが分かってきました。
中年に急増中の痛風
患者数は50万〜60万人にものぼり、予備軍は500万人もいるといわれています。
患者の95%は男性です。
ある日突然、足の親指のつけ根が激痛に見舞われ、長くて1〜2週間痛みが続きます。
その後、何事もなかったかのように痛みは治まりますが、放っておくと高脂血症や尿路結石、腎障害などの
合併症を起こします。
痛風は、血液中に尿酸という物質が過剰になり、結晶(尿酸ナトリウム結晶)となって関節などに沈着、
激しい痛みを起こします。
血液中の尿酸の値が7.0mg/dlを超えると、「高尿酸血症」と呼び、やがて痛風の発作をもたらします。
この尿酸の元となるのが「プリン体」です。
牛ヒレやレバー、エビ、ウナギなどのおいしいものに多く含まれているため、昔は痛風は「ぜいたく病」と
呼ばれていました。
ところが最近の研究で、
尿酸値を上げるプリン体のほとんどは体内の細胞が作りだしており、食品中のプリン体の影響は
あまり大きくないことが分かってきました。
このため尿酸値を下げるには、プリン体を多く含む食品の摂取制限だけにこだわるのはナンセンスで、
むしろカロリー制限をした方が効果が高いことが明らかになってきました。
また一般的に、「プリン体が含まれるビールは痛風によくない」といわれていますが、専門医は
「ビールに限らずアルコール類は種類にかかわらず尿酸値を上げるので、プリン体が全く入っていない
焼酎でも、アルコールである以上、飲み過ぎはよくない」とのことです。

尿酸値を上げるのはビールだけじゃない!
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